あいサポート運動について

あいサポート運動

岡山県保健福祉部障害福祉課

総括参事(障害福祉企画班長) 中村 勝利

 

みなさん、「あいサポート運動」をご存じですか。

岡山県では、障害のある人もない人も、誰もが笑顔で生き活きと一緒に暮らせる社会の実現を目指して、心のバリアフリーを推進するため、「あいサポート運動」に取り組んでいます。

あいサポート運動とは、例えば、車いすに乗っている方が道の段差を乗り越えられずに困っているのを見かけたら、段差を越えるお手伝いをしたり、聴覚に障害がある人が困っていたら、筆談などでコミュニケーションを取ったりするなど、様々な障害の特性を理解して、日常生活の中で障害のある人が困っている場面を見かけたら、ちょっとした心くばりやお手伝いを行い、誰もが暮らしやすい地域社会(共生社会)の実現を目指していく運動です。

「あいサポート」とは、「愛情」の「愛」、私の「I」に共通する「あい」と、支える、応援する意味の「サポート」を組み合わせ、障害のある人を優しく支え、自分の意志で行動する(ちょっとした手助けをする)ことを意味しています。

現在、この運動を支え、実践する「あいサポーター」は約17,000人。意欲のある方は、研修会に参加し、誰でも「あいサポーター」になれます。

障害のある方も周囲の理解や配慮があれば、活躍できることがたくさんあります。自分にできる範囲でちょっとした心くばりやお手伝いを実践しましょう。岡山県では、これからも、あいサポート運動の輪を広げてまいります。

あいサポート運動の研修で使用しています、冊子「バリアフリー社会のおもいやり」には、様々な障害の特性や必要な配慮がわかりやすく掲載されています。この冊子は、岡山県のホームページの障害福祉課のページ「http://www.pref.okayama.jp/page/445763.html」にありますのでぜひ一度ご覧ください。