県要連ニュース

浅口penpen草   山本茂樹

 コロナ禍の活動停滞から抜け出し、スポーツの季節となりました。

 混雑している町中やお店では依然としてマスクをしている人が目につきますが、感染者も大幅に減少しています。近所でも昨年冬までは感染者が出たとの噂がでていましたが、今ではほとんど聞こえなくなり、私も買い物など人混み以外ではマスク着用をやめています。

 そんな中、数年間停滞気味だった各種スポーツ大会が、今年はより多く開催されそうです。

 卓球大会が得意の私も至近の大会は用事があり応援に行けませんが、岡山県・岡山市・県教委・県障害者スポーツ協会主催の第25回岡山県障害者スポーツ大会が今年度も予定されており、要約筆記者としてフライングディスク競技へ出向くことになりました。昨年の大会は選手130人、役員60人と役員の多い大会です。

 私のフライングディスクとの出会いは30年前、ゴルフのように数回で網に入れて投げた回数で競うレクレーションをよくやりましたが、ディスクゴルフと言う立派な競技種目として当時から大会が開催されていたと後日知りました。その頃は投げ方も自己流で右に左にと方向が定まらず苦労しましたが、今では投げ方も確立され教室で指導者が教えています。

 フライングディスクの大会をインターネットで検索すると数人で対戦とか色々な競技があり内容調べで大慌てです。再度障害者大会で検索すると競技ルールが分かり易く説明してあり、競技種目も2種類でした。障害者大会は元々、知的発達障害の人たちが外に出て交流してもらおうと始まったそうで、審判員も気遣いの出来る人にライセンスが与えられていたそうです。今では色々な障害のある人たちが夢中で競技しています。視覚障害の人は後方から電子音でゴールの方向を知らせるなど工夫がされています。競技の説明をしますと、一つ目の競技のディスタンス競技は3回ディスクを投げ落下点までの距離を競います。3回で一番長い距離が記録です。投げ方がよければ50m上飛ぶということで驚きました。円盤投げのようなスポーツですが、わずか約100グラムの柔らかいディスクがそれほど飛んでいくのです。もう一つの種目は、アキュラシー競技といい5m又は7mの距離から直径91.5cmのアキュラシーゴールと云う輪を通過させます。10回連続して投げ、何回成功させたかを競うため、正確性が必要です。

 さらに同点の場合は延長でなく、1投目から成功が続いた人が上位、1投目で失敗しないよう出来るだけ1投目から成功し長く成功を続けるため集中力も必要です。このアキュラシー競技には団体競技があり障害者と同伴者の二人で計20投、成功の合計数で競います。同伴者は介護者である家族や保護者、引率者です。日頃から介護者と一緒に練習して楽しめ、一緒に大会にでて交流できる競技種目です。今回の大会スケジュールには残念ながら、団体競技は入っていませんでした。私もスポーツ観戦が大好きで夢中で声援をしますが精神集中して競技している選手の邪魔にならないよう注意します。競技中は、参加選手の横でノートテイクはできませんが、競技の合間や練習では必要になると思います。

 一度、どんな競技なのか見てみたいと思っていましたが、実現でき光栄です。選手の皆さんが気分よく競技されるようアシストして行きたいと思っています。岡山県障害者スポーツ大会は、陸上競技、水泳、アーチェリー、卓球、フライングディスク、ボウリング、ボッチャなど多くの競技が開催されており、他のスポーツも競技内容は知ってはいますが実際の競技ルールなどを更に知って理解したいと思います。