「明けましておめでとうございます」

 旧年中は大変お世話になりました。今年も変わらずどうぞよろしくお願いいたします。昨年5月に差別解消法が改正されたこともあり様々なところで少しずつ変化が見られるように感じられます。私たちが担っている要約筆記での情報保障に関しても全体倒影への依頼は確実に増えてきているように思われます。しかし、難聴当事者の方々への認知度は広がっていないのが現状です。公的な福祉サービスである意思疎通支援事業の存在を多くの人々に知って頂けるような工夫を考えながら引き続き啓発活動にも積極的に取り組んでいきたいと思っています。また一方で、事業を担っている要約筆記者の専門性に関しても色々な分野で研修を重ね、さらに研鑽を積み、社会のニーズに応えられる努力をしていく所存です。要約筆記者の養成事業も今の制度になり10年以上が経過しました。講座修了後には登録試験という大きな壁がありますがその壁を突破し岡山県登録の要約筆記者たちが多く育ってきています。県内市町村の意思疎通支援事業の利用者としてどうぞしっかりとその人材を活用していただけることを願っています。皆様方の御指導をよろしくお願いいたします。最後に皆様方にとって本年もよい年でありますようお祈り申し上げます。

(県要連会員一同)