井原原要約筆記クラブ 松本直也
皆様、いかがお過ごしでしょうか? 今年は例年になく寒く、動きにくい日が多くあり、北の地方では大雪に見舞われ、大変な冬となっているようです。皆様におかれましては、お変わりないでしょうか?また、感染症も猛威を振るっているようで、新型コロナウイルスだけでなくインフルエンザも多いようです。私たちの活動は体が元気だからできることです。体調に気をつけて頑張りたいものです。
さて、井原要約筆記クラブはクラブ発足から30年目に突入しました。気が付けば四半世紀が過ぎ、歴史を感じるとともに、これまで続けてこられているということは少しは利用者の方の役に立っており、私たちの活動の必要性を感じてくださっている方がいらっしゃるのかと感じています。クラブの内部には、ここ数年、大きな変化はありませんが、この活動をこれからも一生懸命続けていくことが大事なのだと改めて認識をしているところです。派遣は、例年通りの行事をこなしています。しかし、少しずつですが、行政や行事の主催者の方に要約筆記の必要性が広まってきているように感じました。また、クラブ員の中に県要連からの依頼で他県での派遣に参加をされた方がおり、地元や県内では感じられない刺激を受けられた方もいらっしゃいました。私たちの活動が多方面で認められていることにクラブとしてはうれしい限りです。今後も学習会などで知識・技術の研鑽に励み、しっかりと対応ができるようにしていきたいです。
学習会は、月2回、土曜日の午後に行っています。要約筆記者としての基礎・基本の再確認、派遣を想定した学習をしています。また、今年度は遠隔要約筆記についても学習を始めました。まだまだ始まったばかりで課題が多く、学習が必要だと感じています。しかし、活動の幅が広がることに期待をしており、今後も継続して取り組んでいきと思っています。要約筆記奉仕員養成講座については、今年度も社会福祉協議会・県要連のご協力により、講座を計画していただきましたが、残念なことに受講生が集まりませんでした。さらに、クラブ員もここ数年は増減がなく、新しい仲間が増えないことに寂しさを感じております。
今後は一緒に活動してくださる方を見つけることをやっていく必要があると痛感しております。
井原要約筆記クラブは、要約筆記での支援を必要としてくださる方に必要とされるよう、引き続き、活動を続けていきます。クラブ員一同、頑張っていきますので、ご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。
県内各地のサークルでは要約筆記の活動に必要な知識、技術の向上のために定期的に学習会に取り組み研鑽を積んでいます。難聴者の皆様方に福祉サービスである要約筆記のことを知っていただき利用していただきたいと願っています