活動に苦慮

活動に苦慮

笠岡要約筆記サークル 岡本美代子
中国、武漢市に端を発したと言われている新型コロナウイルスは、あっという間に世界中に拡大し私たちの日常は信じられないことになった。公的な施設は使用禁止となり活動や行事は全て中止、延期になった。そのような中、ステイホームで平素、出来ていない家の片づけをする人が多くいたという。我が家でも、この機に押入れやタンスの中の長年使用していないものを処分した。スッキリしてストレス解消の効果にもなった。現在は全ての規制が解除され自由に行動できるようになったが敵は見えないウイルス。これからは次にやってくる波に備えて新しい生活様式を守りながら油断のできない日々が続くことに。
さて、当サークルの活動について。令和元年度の活動を振り返ってみると派遣の依頼は毎年ほとんど変わりなく固定化している内容のものが多い。講演会、各種大会などの多くは秋口から冬場にかけて集中している。少ない会員で対応に苦労することもあったが皆で分担してこなすことができた。全員の協力なくしてはどうにもならない状況になっている。会員の減少、高齢化とともに家族の介護だけでなく自身の体調不良など今後の活動についての悩みは尽きない。何といっても講座の受講者がいない。岡山市で開催された「要約筆記ちょこっと体験会」のことも聞いている。しかし、笠岡市でも毎年、「ボランティア体験」の募集をしているが応募者がいない状態が続いている。このままではサークルの存続が危ぶまれるという危機感を持っている。他市のサークルはどのような状況なのか。毎月の定例会では報告、予定などを確認して、残りの時間で学習をすることにしているがついつい話に花が咲くことも。活動の少ない今の時期を好機と捉えスキルアップの学習に取り組み、研鑽を積んでいきたいと思っている。