みな様!始めまして!
私は75歳の全盲ろう者です。
本(小説や エッセー)を読むのは好きですが、文章を書くのは苦手ですので、つたない筆致になりますが、
少しでも盲ろう者のことをご理解いただければと思い、書かせていただきます。
盲ろう者とは?視覚と聴覚に障害を併せ持つ者のことで、
見え方や聞こえ方によって、四つのタイプに大別出来ます。
1.全盲ろう― 全く見えなくて、全く聞こえない。
2.弱視ろう―少しは見えるが、全く聞こえない。
3.全盲難聴―全く見えないが、少しは聞こえる。
4.弱視難聴―少しは見えて、少しは聞こえる。
コミュニケーションの方法は? 一般的に七つに分類出来、それらの中から一つか、複数の方法を組み合わせて会話をしますが、ここでは紙面の都合上、詳しい説明を省かせていただきますね。
1.手話―触読手話、弱視手話。
2.点字―点字機・点字タイプライターで筆談、指点字。
3.手書き文字―盲ろう者の手の平、又は背中に書く。
4.音声―耳元や、補聴器のマイクなどに向かって話す。
5.筆談―例えば、黒い用紙に、白い太めのペンで書く。
6.指文字―日本語式、ローマ字式(これらは 指の使い方で表します)。
7.その他―ろう学校で口話教育を補助するために作られた「キュードスピーチ」などがあります。
友の会は、盲ろう会員と支援会員とで構成されています。盲ろう者は単独では行動しにくいので、
支援者にサポートしていただきながら活動しています。もちろん!通訳・介助者は不可欠です。
通訳・介助者は支援者ではなく「通訳・介助」という、その任務に専念していただけるからです。
今の私は友の会が大好き!生きがいになっていますが、視覚障害が長く、全盲ろうになったのが五十七歳の夏で、自分のことしか考えられない状態が続いていましたので、入会前は「目が見えず、耳も聞こえない者が集まって何が出来るか!」という偏見を持っていました。2007年8月に入会した時には「支援者に何もかもお任せで、楽チン・楽チン」とこれまた誤った解釈をして、入会二年目くらいから、全国盲ろう者大会に参加するようになり「盲ろう者も自立をしなくては成らないのだ! 自分に何が出来るかを考えなくては!」と思うようになりました。支援者にご指導を仰ぎながら、私の考えや判断を伝えられるようになり、積極的に活動する事が生きがいにもなっています。
友の会では、仲間や他の障害者、支援者との交流や情報交換をしたり、年4回機関誌『タッチ』の発行もしています。
皆様! 今後とも、岡山盲ろう者友の会をよろしくお願いします。
乱文にて失礼します。

