「難聴者協会 心のふれあい交流バス旅行鳥取・蒜山 同行記」

「難聴者協会 心のふれあい交流バス旅行鳥取・蒜山 同行記」

岡山要約筆記クラブ 風早英治
 九月二十日(日)秋晴れの日、バス旅行に同行。バス旅行でのコロナ対策では二十名くらいの参加がベストということだったらしく今回は参加者が丁度二十名となり座席もゆったり、くつろいだ雰囲気で一日を過ごすことが出来た。バスは岡山・米子自動車道を北に走り、まず最初に目にして感動したのは車窓から見える中国地方最高峰の大山の雄大な姿でした。その右手にはなだらかな裾野が広がる蒜山三座。鳥取県江府インターを降り「とっとり花回廊」に降り立ち自然の息吹と美しい花々を満喫。やすらぎのひと時でした。総面積五十ヘクタール、総工費百八十億円。広い園内を難聴者の方々と一緒にのんびりと散策。感動とやすらぎのひと時を過ごせました。

岡山要約筆記クラブ 本橋 恵 
 夏の暑さも弱まり絶好の行楽日和。集合場所には長いコロナ自粛を経てやっと外出できる喜びで難聴者の方や付き添いの方々全員が明るい笑顔で集合されていました。私は前夜はよく眠れないくらい楽しみにしていました。バスに乗りこんですぐ要約筆記と書かれた赤い帽子を渡され遊び気分ではいけないと気を引き締め出発。要約筆記者になって初めての難聴者とのふれ合いにドキドキしながら過ごしました。当日の要約筆記者は三人。一番前の席に陣取ってガイドさんの音声情報をホワイトボードに書き、後部座席の難聴者に見てもらうために上に掲げ、読んでもらったら消し、またテイクという作業の繰り返し。バスでの要約筆記作業の真骨頂を垣間見ました。連休でもありどこも賑わっていました。自粛解除になるとこんなにも賑わうのだと実感しました。参加者との交流も、頬をなでる秋風も、食事も大満足。蒜山高原センターでの皆さんとの昼食も三密を避けた座席配置にしてありコロナに対する配慮が行き届いていました。初めて体験したホワイトボードでの情報保障も楽しかった一日でした。