「井原要約筆記クラブの活動」

井原要約筆記クラブ 松本直也
 皆様、新しい年を迎えられ、いかがお過ごしでしょうか。2023年が早くもひと月終わりました。昨年一年を振り返ると、やはり、新型コロナ感染症に振り回された年でしたが「ウィズコロナ」という言葉も定着しはじめ感染対策を取りながら様々な社会活動が行われるようになりました。また、井原要約筆記クラブは発足から今年で28年目に突入しました。気が付けば四半世紀が過ぎ歴史を感じるとともに、ここまで続けられているということは、少しは利用者の方々のお役に立ち、私たちの活動の必要性も感じて下さっている方がいらっしゃるのだろうと思っています。毎月二回開催している定例学習会も対面でしっかりと継続できています。ただ、いつまた自粛生活があるか分からないのでオンライン学習会のスタイルも確立したいと思っています。
 派遣依頼については、新型コロナ拡大前の状態に戻りつつあり、それなりにきちんと活動ができています。こういう状況下であっても依頼を頂けるということから要約筆記の必要性が少しずつではありますが理解されてきているのではないかと思い、私たちのモチベーションにつながっています。
 また、要約筆記奉仕員養成講座については、今年度はいつものように井原市社会福祉協議会・県要連のご協力により講座を計画していましたが、残念なことに応募される受講者が集まらず開講に至りませんでした。講座を受けていただく入口が要約筆記の活動に結び付くスタートなので、新しい仲間を増やしていくための講座受講呼びかけの啓発活動もしていかなければと感じています。ということで新規の仲間が増えないことに淋しさを感じています。この点については当クラブとしての大きな課題でもあります。
 おそらく、このコロナの影響はまだまだ続きそうですが井原要約筆記クラブは要約筆記という通訳支援を必要としてくださる方々に使ってよかったと言っていただけるように、今後も仲間と共に研鑽を積んでいきたいと思っています。ご支援ご協力を宜しくお願い致します。