「パソコン要約筆記の学習会」

笠岡要約筆記サークル 石田信子

 新型コロナウイルス感染症騒動の始まりから3年が経過しました。笠岡市でもご多分にもれず各種行事が次々と自粛中止ということになり要約筆記の活動ができにくい状況となっていました。今年度からは少しずつではありますが、年間行事が回復し実施されるようになりました。そんな中、当サークルではコロナのこともありますが不定期とはいえ学習会には取り組んで参りました。当サークルは手書きでの要約筆記が主流ではありますがパソコンでの要約筆記にも機会があれば取り組んでいます。今年度はパソコン要約筆記の基本をきちんと学び直そうということで四月に県要連指導者講師団から講師を招き学習に取り組みました。しっかりと身についていない技術、知識が沢山あることに気づきがされました。今後も、ますは基本的なことをしっかりと学習しなければいけないと思いました。コロナの感染者数の拡大もあり、なかなか学習会が継続できにくい状況ではありますが機会を見つけながら学び続けていきたいと思っています。
 笠岡要約筆記サークルの大きな問題点は登録会員の減少と高齢化です。派遣現場に出向くには機器の運搬搬入も重要な業務のひとつです。重量のある機器の搬入も負担になっている中、派遣元の協力を頂きながら機器の搬入設置に取り組めることは非常に助かっています。
 以前は笠岡市での要約筆記奉仕員養成講座が毎年開催できていましたが、ここ数年は受講者の応募が少なく開催に至っていません。ということから新入会員の養成ができず登録会員数も減少していくという悪循環に陥っています。かつて、笠岡要約筆記サークルには登録会員が大変沢山いらっしゃった時代もありました。今後は要約筆記の「ちょっと体験会」のようなことを企画し市民の皆さんに目を向けて頂けるような啓発活動にも積極的に取り組んでいきたいと思っています。どうぞ皆様方のご協力、ご支援を宜しくお願い致します。